疲れたそんな時こそ、夢のある時間を過ごそう
仕事や学校、毎日こんなに頑張ってるのになかなか思うような成果が出ない。
疲れた体に鞭を打って毎日を過ごしても、そこから産み出される力は弱々しい。
美味しい食べ物で胃袋は満たされても、心のエネルギーが充電されていない。
そんな時こそおすすめしたいのが「映画」というコンテンツだ。
(記事作成中)
一度きりの人生、どうでもいい人に自分の心を乱されないために。
<何気ない一言に人生を振り回されないために。>
「もうええわ」
吐き捨てるように先輩から言われた一言。
いつもと同じようにパソコンで作業をしていると、
「◯◯のファイルってどこにある?明日使うみたいなんやけど。」
どうやら、電話対応をしていた先輩が先方から何か必要な物について聞かれたらしい。
自分の作業に集中していたというのもあって、不意を突かれた形になった。
そして、自分はそのファイルについて思い当たる節がない。
でも、もしかすると忘れているだけで自分に関係のあるファイルかもしれない。
色んな考えが頭を駆け巡る。
まずは先輩の目的の物を把握する必要があると考え、やっと出た言葉が
「◯◯のファイルとは、△△に関係のあるファイルの事ですか?」と。
しかし、この言葉は先輩の求めていた言葉とは違った物だった。
「あー、もうええわ。」
手で邪魔な物を払いのける動作も交えての、吐き捨てるような言葉。
ファイルの存在を知らない自分が悪かったとしても、電話は既に終わっている状態。
明日必要になるファイルなら、少しの猶予を貰えれば探してくるのに...
働いていれば、こんなこといくらでも起こること。
しかし、だからといって慣れるものでもない。
無力感を感じると共に、ストレスも感じる。
そしてイライラが襲ってくる。
長い仕事人生の中で、イライラとの上手な付き合い方は非常に大事になってくる。
そもそもどうしてイライラするのか。
職場や家庭で自分の言った事が否定されたり無視されたりすると、それだけでイラッとする。
しかし、相手が子供ならどう感じるだろう?
同じように自分の言った事を無視されたり否定されたりしても、
「まだまだ子供だな~。」
「言ってる内容が難しくてきっと分からないんだろうな。」
そんな気持ちになる。
同じことをされているのに、認識の違いで感じ方が大きく変わった経験をしたことがある人も多いだろう。
「相手に対等に見てもらいたい。」という気持ちが、イライラの原因ならば、相手が得意とするフィールドの内容を浅く広く学ぶ事が重要。
これはイライラしてからの対処法ではないのだが、相手の得意とするフィールドの内容を浅く広く知っておくことで、普段の生活の中で相手と話せる機会が増える。
仕事上の会話以外で接点を増やせれば、信頼関係を築きやすくなる。
信頼関係を構築することができれば、相手から理不尽を押し付けられる回数が減る。
そうすればイライラする機会事態が減っていく。
相手の得意とするフィールドの内容を浅く広く知ることは、イライラの回数を減らす予防に繋がるのだ。
ポイントは浅く広く知っておくこと。
深い部分の内容は、相手から教えてもらおう。
会話のきっかけになればそれでいいのだ。
「自分に余裕がない」という状況から、生じるイライラは少し厄介だ。
いつもなら気にならないはずの相手の些細な行動に、どうにもイライラさせられてしまう。
ここは前向きに、余裕がないなら作れば良い。
そんな風に考えてみる。
ここでポイントになるのは、自分の趣味や興味のある分野に没頭すること。
興味のないものを続けるのは苦痛だし、趣味でストレスを発散しつつ、相手が知らないものを知っていく。
相手が知らないことを自分が知っているだけで、精神的に余裕が持てる。
大切なことは、相手が知らないことを自分が知っていると「認識する」ことだ。
日常生活の中でイライラさせられる事を言われたりするのは避けられない事が多い。
しかし、そんな時に「あなたは私の知らないことを知っていてるのかもしれないが、私はあなたの知っている事を知っているんだぞ!」そんな風に聞き流せるぐらいが丁度良い。
繰り返しになるが、最後に2つだけ覚えておきたい。
①特定の相手からのイライラを未然に防ぐために、
「相手の得意とするフィールドの内容を浅く広く知っておくこと」
②イライラする場面に直面しても聞き流せる余裕を持つために、
「自分の趣味や興味のある分野に没頭すること」
一度きりの人生の中で、どうでもいい人に自分の心を乱されないために。
幸せな人生を生きるために出来ることを、この瞬間から始めてみませんか。
現状に不満があるからこそ試してほしい、たった一つの事。
〈なりたい自分になるために〉
誰でも1度は理想の自分と、現状の自分のギャップに思い悩んだことがあるはず。
漠然と現状に不満があるけど、どうすればいいか分からない。
現状を打破したいと悶々と考える日々が続くけど、
変わる術が見当たらない
そんな毎日を過ごすうちに、感覚が麻痺していく。
麻痺させないと生きていけない。
現状に妥協する事を覚えてしまう。
現状を受け入れて、結果的に満足できてるなら、それは結果オーライだ。
むしろ幸せな人生が始まった!と思っていい。
しかし、現状を受け入れたつもりでも、納得できない自分がいるなら一度試してほしい事がある。
それは、『理想の自分』と『現状の自分』の具体化だ。
理由が分からないモヤモヤは、抱えているだけでストレスが溜まっていってしまう。
解決策が分からず思い悩んでしまうのは、結局のところ何が不満で、どこに問題があるか解っていないのが一番の原因と考えられる。
『理想の自分』と『現状の自分』を具体的に出来れば、今何をすれば良いのか分かる。
逆にどうしようもない部分は「諦める」という選択肢を検討することも出来る。
思い悩む時間を問題解決に使う。
『理想の自分』を少し修正して、『現状の自分』との差をなくすという事だってできる。
As is(現状の姿)⇨ To be(なりたい自分)として、
まずはTo be(なりたい自分)を考える。
どんな自分になりたいのか、どんな事をしたいのか、
箇条書きでいいから全部書き出してみる。
その次に、書き出した内容に対して、As is(現状の姿)を1つずつ書いていく。
そうすれば、現状と理想の間にどれだけ差があるのかが分かる。
その差に対して、どうすれば解決できるか考えていく。
まずは結果がすぐに出そうなものから始めていくと、達成感が得られる。
もしかしたら理想との差が分かる事で、ゲーム感覚で理想の自分に近づけるようになるかもしれない。
しかし、いきなりハードルの高い事をしようとするのはオススメしない。
あまりにもハードルが高いと、途中で諦めてしまうリスクが出てきてしまうからだ。
行き詰まりを感じた時は、『現状の自分』と『理想の自分』を書き出してみると、それだけで意外にスッキリして、日々の見え方が変わってくる。
なりたい自分になるために、最初に行うファーストステップは、嫌な自分と向き合い対話する事。
『現状の自分』と『理想の自分』の差を受け入れて、明日から新しい人生を始めてみませんか?
『人間関係』の荒波を乗り切るために。
<ちょっと待って!人間関係で悩んでない?>
『人間関係』って結局なんなの?って疑問を一度は抱いたことがある人が多いはず。
『人間関係』という大きな枠組みで物事を考えると、どうにもならない迷路に迷いこむ事になる。
なぜなら、人それぞれ置かれた立場やキャラクターが違うのだから、明確な答えなんてあるはずがないのだ。
そういうわけなので、少し違った物事から考えてみる。
そもそもあなたを取り巻く『人間関係』って、そんなに大切なものばかりですか?
この半ば自暴自棄な考え方で『人間関係』を見つめてみる。
私たちを取り巻く人間関係には実に様々なものがある。
家族と自分、恋人と自分、職場の人たちと自分、上辺だけの友達付き合い、伴侶と自分、我が子と自分、その他にも沢山の人間関係が存在している。
そして、その様々な人間関係の中で異なる様々な役割を求められる事となる。
求められた役割を果たせないとなると、途端に周りから批判される。
挙げ句の果てに、人として扱われていないような錯覚に陥る事だってある。
求められた役割を器用にこなせる人ならば、『人間関係』での悩みはそれほど感じないのではないだろうか。
しかし、世の中そんな器用な人ばかりではない。
求められる役割は様々だが、
演じる私は1人しかいないのだから、受け入れてもらえないことも勿論ある。
受け入れてもらえない事や、本来の自分と求められている自分とのズレが重なったり色んな偶然が重なると、本来魅力溢れるはずの『人間関係』が途端に、自分の首を絞めてくる。
全ての人間関係の中で求められる役割を演じようとするからしんどくなる。
少し見方を変えて極端な視点で考えてみる。
自分にとって大切な『人間関係』を決めてしまう。
それ以外の不要な『人間関係』を全て切り捨てる。
上手くいっていない人間関係の中では、そもそも自分に関心を示している人自体少ない。
周りを気にしているのは自分だけである、ということを頭で認識する。
まずは認識することで、頭にかかる負担を減らしていく。
これは極端すぎて実践するのは難しいかもしれない。
しかし、自分の大切にしたい「軸」を決める。
家族や恋人といった人との人間関係が大切という人もいれば、職場での人間関係を大切にしたいという人もいる。
自分の「軸」が決まれば、そこだけは大切にして、他はおまけぐらいの感覚でいく。
自分が大切にしたい環境で、自分を表現できているなら、他が失敗してもなんとかなる。
言いたい事が右往左往してしまったが、とにかく伝えたいのは、『人間関係』で思い悩んだ時は、自分の「軸」を改めて考えてみる。
自分にとって重荷にしかならないものなのか、自分にとって本当に大切なものなのか、見極めることから始めてみる。
相手を思いやる気持ちはとても大切です。
でも、自分の人生の主人公は自分自身です。
自分の中の「軸」を改めて見直して、『人間関係』に対する認識を変えてみる事を一番に試してみてください。
<辞めたかったら辞めたらいいのに。なんて言葉に振り回されてない?>
そんな何気ない一言に胸をえぐられた経験はありませんか?
もちろん私は何度もあります。
これを自分の能力の低さと思う事が出来る人が、どれだけいるのでしょうか。
そんな風に思える人が自分の成長にも繋がるのかもしれません。
しかし、心の余裕がない時にはなかなか自分の弱さを受け止める事が難しいのも事実です。
心に余裕がなかった時、自分の弱さを受け入れる事が出来なかった時、ふと我に帰ると自己嫌悪に陥る。
そして、萎縮してしまう。
やる気はあるけど空回り。
そんな負の連鎖に陥ってしまう。
一度負の連鎖が始まると、そこから抜け出すのはなかなか難しい。
ちょっとした上司の叱責で、引きこもってしまったり、いきなり会社を辞めてしまう人は、たまたま気持ちの余裕がなかっただけなのかもしれません。
「心が折れる」そんな経験は少なからず誰もが経験している。大人であっても、子供であってもそこは変わらない。
問題は心が折れたままになってしまう人が増加傾向にあることだと考えている。
会社での理不尽なパワハラやいじめ、試験に失敗するなど、個人にとっての逆境は、想像以上に心身を蝕むものである。端から見ると深刻ではなくても、当事者にとってはいたたまれない事態となる。
自分の置かれた状況を客観的に語ることができるのであればまだ心配せずに、前向きに頑張っても良いかもしれない。
一度心が折れてしまうとそこからの復活には時間がかかる事だけは覚えておいて欲しい。
ストレスや逆境への耐性、乗り越えるためのスキルこそ、重要な能力である。
ポジティブ思考と言えばそこでおしまいだが、「レジリエンス」と呼ばれる逆境から立ち直る力がある。
・状況に一喜一憂しない感情コントロール力
・自分の力を過小評価しない自尊感情力
・自分が成長前進していると感じる事ができる自己効力感
・失敗の中でもいつか成功すると考える楽観力
この4つの力から構成される「レジリエンス」に注目して、人間関係の荒波を渡っていきましょう。
暮らしの中に潜む「糖尿病」ってどんな病気なの?
<糖尿病の恐ろしさって何?>
健康診断でやたらと指摘されるようになってきた「血糖値」。
若い頃は血糖値が高いからといってさほど気にしていませんでした。
だって、まだまだ若い!という根拠のない自信があったから。
しかし、そろそろそんな事も言ってられない年齢に突入しつつある今、
「このままだと糖尿病になるリスクあるよ」という脅し文句を真摯に受け止める事にします。
そもそも「糖尿病」はどんな病気なのか。
血糖値が高くなるだけの病気、、、そんなはずはない。
糖尿病になると初期は無症状だが、この状態を放置すると「合併症」が生じたりして著しくQOLを下げる事になってしまう。
初期は無症状であるため、定期的な健康診断で血糖値の変化に指導が入ったりする。
「糖尿病」も勿論怖いけど、この「合併症」の方がもっと怖い。
「合併症」には突然やってくる「急性合併症」とじわじわ身体を蝕む「慢性合併症」の2種類あります。
「急性合併症」には、糖尿病ケトアシドーシスなど、ときに重大な障害を残したり死亡したりする事もあります。
しかし、急性と名がつくように突然起こる可能性がある。
逆に「慢性合併症」は「三大合併症(細小血管障害)」と「大血管障害(動脈硬化)」に分かれます。
細い血管が詰まって起こる臓器障害か、大きい血管が詰まって起こる臓器障害かというイメージです。
大きい血管が詰まると大変な事に繋がりそうという認識を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに大きい血管が詰まる事で、脳や心臓の血管が詰まり死に至ったり、足が壊疽して最終的には切断を迫られる、なんて事もあるので、大きい血管が詰まると確かに大変です。
じゃあ、詰まるのが細い血管なら大丈夫なのか?
そんなはずもありません。
目の細い血管が詰まれば、網膜症に繋がり視力が低下する。さらに症状が進めば失明。
腎臓の細い血管が詰まれば、ろ過機能が低下し腎不全。さらに症状が進めば透析の必要も出てくる。
手足の細い血管が詰まれば、痺れが生じたりするようになり、日常生活に支障が出てくる。
身体中を張り巡っているどこかの血管が詰まれば、どこかに障害が生じてしまう。
しかし、細い血管が詰まって起こる「慢性合併症」は、じわじわと体にダメージを与えている。
日頃の健康診断の血糖値の項目は、「糖尿病」から生じる「合併症」を未然に防ぐために行っていると言っても過言ではない。
もしも血糖値が高いのなら、生活習慣を変えてみたり、必要なら早めに治療を開始する事が大切です。
「糖尿病」になり「合併症」が生じてしまい、著しくQOLが低下してしまう事こそが「糖尿尿」の真の恐ろしさと言えるのではないでしょうか。
自分も「糖尿病」になるリスクを少しでも下げるために、お菓子を食べる頻度を減らします。
<糖尿病になったら始まる大変な生活とは?>
自分が「糖尿病」になったとして、
お菓子を食べる回数を減らせるか?ご飯の内容や食べる物をいきなり変えれるのか?と聞かれると、少なくとも自分には出来る自信がありません。
仮に糖尿病になった場合、いきなりインスリン注射をしなければならないわけではないようです。
まずは飲み薬で治療を始める事が多い。
飲み薬には大きく分けて、
「インスリン分泌促進薬」「糖吸収調節薬」「インスリン抵抗性改善薬」「尿糖排泄薬」といった分類がある。
「インスリン分泌促進薬」は、インスリンの分泌を促して血糖値を下げる薬。
「糖吸収調節薬」は、糖の吸収を緩やかにする薬。
「インスリン抵抗性改善薬」は、インスリン分泌を介さずに血糖値を下げる薬。
「尿糖排泄薬」は、糖を尿と一緒に排泄する薬。
血糖値を上げないために使う飲み薬は色々とあるので、飲む人の生活スタイルや状態で使い分けがされていく。
しかし、一度糖尿病になったら、毎日薬を飲み続け、定期的に病院に行って診察を受けないといけない。
もちろん食事制限だってある。
薬を飲みさえすれば、当たり前だった生活を送り続けられるというわけではないのだ。
しかも、薬を飲んで入れば低血糖症状が起こるリスクと隣り合わせの生活だ。
血糖値が下がるからそれがどうしたっていうんだ?ぐらいの認識かもしれない。
しかし、人の体というものは不思議なもので血糖値が過度に下がると冷や汗が出たり、動悸が起こったり、さらに酷いと意識を失う可能性だってある。
誰かが側にいる状況ならまだしも、一人でいる時や道端で意識を失うのは怖すぎる。
糖尿病になったら、運動をしたり食生活を変えたり、生活習慣を変える事が必要になる。
それでもダメなら薬を飲み始める。
薬を飲み始めたからといって、何も気にせず好きな物を飲み食い出来るようになるわけでもない。
そして、低血糖症状というリスクとも長い付き合いになる。
「糖尿病」になってしまう前に、自分の生活習慣を見直してみよう。
深く考えないで、今日は少し歩いてみようとか、お菓子を食べる量を減らしてみようとか、
小さな積み重ねが「糖尿病」を予防する事に繋がります。
「話し下手」な人が実践する価値のある「聞き上手」への近道とは。
<「聞き上手」になるための第一歩>
職場や学校、話が盛り上がっている人達はどこにでもいる。
まずはそんな人達の話に聞き耳を立てて、話している人達の表情も観察する。
なぜ聞き耳を立てるだけではダメなのか。
理由は簡単で、聞き耳を立てていただけでは話してる人の表情や仕草が分からないからだ。
声のトーンは楽しそうにしていても、見るからにめんどくさそうな表情をしている人。
相づちが雑になっていて、早く話を切り上げたい様子の人。
相手の話を聞いている時は無表情なのに、自分の話になるとイキイキした表情になる人。
一見盛り上がっているように見える空間でも実はそんなこともない、意識して観察する事で見えてくる事がある。
気分よく話している人は話を聞いてる人の様子に気づかず、自分のペースで一方的に話し続けている。
話す側と聞く側、お互いが楽しめる会話が理想的だがなかなかそうもいかない。
逆に自分の事を話したい人は沢山いるので、聞き役は重宝されるという事でもある。
会話という共同作業を楽しく行うには、話の内容以外にも大切な事が多くある。
改めて観察する事を意識する事で。会話をしている最中の相手の表情や仕草から様々なことを読み取る事ができる。
観察することは話すことが得意でなくても始められる。
何気ない相づちでも、相手の反応をしっかり観察してからする事を忘れてはいけない。
自分の話をしっかり聞いてくれた上で相づちをしてくれていると相手に感じさせられれば、相手は喜んで色々な話をしてくれるようになる。
もちろん相手に気分良く話してもらうのが目的ではない。
相手の話を引き出すことをきっかけにして、相手の良さを引き出す事が一番の目的だ。
相手の反応から様々なことを推測して、相手に配慮した会話を展開する、聞く側にとってだけでなく話す側にとっても非常に大切な技術の一つである。
「観察する」ことを会話の突破口に、人との会話への苦手意識をなくす。
聞き上手になるためには、まずは「観察する」事が何より大切だ。
そうすると次は、一体どこを観察すれば良いのか、という壁にぶち当たる。
話している最中に観察できる所には、
相手の姿勢、仕草、目線、手足の位置、身体の向き、などの言葉以外の情報。
さらに、どのような色の物を好んで身につけているかなども意外にその人を把握するための重要な情報になる。
多くの観察ポイントがあるが、話しながら全てのポイントに気を配るのは難しい。
そこで思い切って注目すべき場所を一つにすることを提案する。
常に自然に視界に入れておくことが可能な、顔の表情に絞るのが良い。
特に、目元、口元といった変化が出やすい部分に注目する。
いくら表情に気をつけている人でも、ふとした拍子に目元、口元に自分の気持ちが表れているもので。
話している人たちを観察していると、目元、口元の変化に案外気づくものである。
自分が話していると相手の表情にまで気が回らず、会話の内容だけに集中してしてしまう。
だが、それではもったいない。
相手の目元、口元を「観察」ことを忘れない。
たったこれだけで、今まで見逃していた情報を収集するチャンスが得られる。
忘れてはいけないことは、情報は収集するだけでは意味がないという事。
「観察した情報」を「分析する」ことが重要になってくる。
例えば、相手の目元に注目した時に、目線が上下に動いていたら自分の話に同意や興味を示してくれている。
逆に目線が横に動いていたら自分の話に興味はなく、次の話題に移った方がいいかもしれない。
口元に注目した時に、口元が少し緩んでいるなら自分の話に早く反応したい、興味を示している。
逆に口元が固く閉じているなら、興味どころか自分に対して否定的な気持ちが強いのかもしれない。
ほんの少し今まで何気なく見ていた部分を、意識を集中して観る事で、会話は円滑に進む。
「観察」することで得られた情報を、さらに「分析」する。
相手の反応から相手の気持ちを想像出来るようになれば自分の中で心の余裕が生まれる。
自然に自分から会話を展開する自信も湧いてくる。
結果として会話の中で、後手に回るのではなく、お互いが楽しい時間を過ごせる。
「観察」し「分析」する。
さらに余裕があるなら「相手を理解」するという意識を持つことも大切になってくる。
対話する上で大切なのは、口数が多いことや話が面白いという事だけではない。
口数が少なくても相手の言いたい事や感じている事を理解している。
こういう人は知らず知らずのうちに相手からの信頼を勝ち取ることができ、自然と相手と上手に話せるようになる気がするからだ。
「聞き上手」になり相手と自然に話せるようになるには、「観察する」・「分析する」・「相手を理解する」の3つの武器を身につける事が重要になる。
新しい環境で直面する人間関係の悩みへの対処法その1
会社員として組織に所属していると、職場が変わるという事は避けられない。
職場が変わるという事は、築いてきた人間関係が変わるという事。
新入社員として組織に所属する人は、既に出来上がっているコミュニティの中に切り込んでいくわけだから、仕事を覚えるのはもちろんの事、人間関係を良好にしていく事も大切になる。
ストレスフリーで過ごすなら、職場が変わる人、新入社員に関わらず、どのように良好な人間関係を構築するかがポイントになる。
<新しい環境に馴染めないからこそ出来る、相手との距離の縮め方について>
普通に会話は出来ているはず、仕事に支障もないはず。
でも、どうにも相手との距離感が遠いような気がする。
もしかすると時間が解決してくれる些細な悩みなのかもしれない。
でも、ただただ空気が重く居心地が悪い。
空気が重く居心地が悪い、というのが職場に行けなくなる要因にもなるので、改善できるならどうにかした方がいい。
同じ悩みを経験してる人に相談する時には、1つだけ注意が必要。
その人自身が人間関係の悩みを既に解決しているなら、時間が解決してくれるという、なんとも的外れなアドバイスしかくれない事がある。
そこで、相手との距離感が遠い事を逆に利用して、相手との距離を縮める。
この矛盾した作戦を試してみる事をオススメする。
そもそも相手との距離感を感じているのは自分だけではなく、相手も同じであろう。
しかし、仕事で凄い実績があったり、容姿がモデル級だったり、人よりもズバ抜けた何かを持っているなら、相手の方から距離を縮めてくるので、そういう人には当てはまらない。
一般的に考えて、素性も分からない、何を考えているかも分からない、そんな人と仲良くするという事の方が仕事上は難しい。
そんな時には、相手の凄いと感じるところ、
仕事が早いとか、決断力が凄いとか、状況判断できる視野の広さが凄いとか、
感じた事をそのまま相手に伝えて、思い切って相手を褒めちぎるのが有効だろう。
人に褒められて嫌な気分になる人はいない。
しかも関係が浅い人から褒められると、長い付き合いの人に褒められるよりも嬉しい。
なぜなら関係の浅い人に褒められる方が、より真実味を帯びるからだ。
もしかしたら、お世辞や社交辞令を言っているだけだと思われるかもしれないが、
相手の承認欲求や神話欲求を満たすことに繋がるため、
どう転んでも相手との距離は縮まる。
直接言えない時は、職場で話せる人に、
「〜さんみたいな視野の広い人になりたいんですが、なかなか上手くいかなくて・・・」といった感じで伝えてみるのもいい。
しかし、お世辞で褒めてもいつか本音が出てしまう。
自分が本当に凄いなと感じる部分に関してのみ、褒めるスタンスが良いだろう。
お世辞で相手を気分良くすることが目的ではない。
自分が相手に感じる尊敬の気持ちを、素直に相手に伝えることで相手との距離を縮めるのだ。
新たな環境になった時は色んな事が新鮮に見えるため、素直な気持ちで相手に対する尊敬の念を示せる事が多い。
新たな環境に馴染むのは大変だが、どうにか一歩踏み出す勇気だけは大切に育ててあげてほしい。
<交渉は始まる前から終わっている>
新しい環境に飛び込んだ時にもう一つ意識しておかなければならないのは、今まで通用していた交渉の常識が通用しなくなることあるという事。
こちらの主張は正しいはずなのに、どうにも自分の主張は通らない。
時には理不尽さを覚えることだってある。
しかし、コミュニティによって慣習が違うというのはよくある事。
そんな時はいつも思う。
もっと簡単に、もっと有利に、交渉を進める事は出来ないだろうかと。
なんならいっそのこと反対などされることなく自分の提案を通す事は出来ないのかと。
今回交渉したい相手は、見るからに忙しそうで眉間にしわを寄せている。
機嫌が良くないのは明らか。
交渉される側だって自分の仕事がある。
そして、相談ではなく交渉というのは、内容によっては判断を求められる事がほとんどで、
相手にとっては負担でしかない。
相手にとって最も負担の少ない形で交渉を行う方が成功率が上がる事は前提である。
そもそも、交渉はどのようなプロセスに分解できるかを考えてみた。
①交渉前の信頼関係の構築
②交渉中(論理的説明・プレゼンテーション能力)
③交渉後の次回への布石
この3つのプロセスを認識し、上手く活用する事こそが円滑な交渉成功の秘訣である。
今回焦点を当てたいのは、「①交渉前の信頼関係の構築」である。
交渉はする前から終わっている。
信頼関係が構築されていれば、大体の交渉は成功する。
どんなに内容が整っていなくても、むしろ相手からフォローまでしてくれる。
どのようにして、相手との信頼性を構築するかという方法についても探していきたいが、その第一歩として<新しい環境に馴染めないからこそ出来る、相手との距離の縮め方について>で書いた事を試してみてほしい。